トップページへ 痙攣の薬物療法フェノールブロック療法について

フェノールブロック療法について
神経ブロック療法の中の一つに「フェノールブロック療法」があります。痙性斜頸の治療にも使われることがありますが、正確な使用によっては効果も期待される反面、気を付けなければならないこともあります。

フェノールブロック療法とは

痙縮と呼ばれる筋肉のこわばりや異常な運動、姿勢(ジストニア)に対して、その神経に直接「フェノール注射」をする治療法です。
痙縮の程度や関節の動き、麻痺の状態、歩行などの総合的に判断して上で注射する神経を決定します。
細い注射針を使い、その針に微弱な電流を流して筋肉の反応を確認しながら治療が行われます。
そこにフェノールを使用するのです。
この治療法に伴う危険性は、注射した部位に内出血ができたり、痛みがなかなか引かない、痛む箇所にしこりができる場合が稀に確認されています。
他に、神経破壊薬が感覚神経にまで届くと注射した部位より離れたところに痛みがちり、痺れが数日後に出ることもあり、神経破壊薬が血管まで到達すると循環器障害を引き起こして静脈に炎症が出ることがまれにあるようです。

効果は

筋肉の緊張が低下すれば、筋肉のこわばりによる症状がやわらぐことに着目しての治療です。
この治療法での効果は一般的に3か月から半年ほど持続し、治療の効果が出るには治療後2~3日くらいから徐々に現れ、その状態が3か月から4ヶ月維持でき、症状がまた現れた時に再度治療を繰り返すことを検討します。
しかし、神経ブロック療法が効きすぎると力が入りづらいことがあり、特に足に対しては歩きづらいことがまれにある患者さんもいるようです。
万が一偶発的な症状が出てしまった場合は、その症状に対しての処置があります。
痛みやしびれには、鎮痛炎症薬の服用と患部に対してブロック注射を実施。
静脈に炎症があれば、抗生剤の投与と鎮痛剤の服用で対応し、力が入りづらいことに関しては、神経ブロックの効果が治まるのを待ちながら、転ばないように注意することが必要になります。

注意点

治療当日には入浴できません。
また、注射をするので血液が固まりにくい患者さんや血液がサラサラになる薬を服用している薬の服用者には止血に時間がかかってしまい、出血が止まらない可能性があります。
その場合は事前に医師や看護師に説明して下さい。
出血が止まらないと危険ですのでこれは守りましょう。
神経ブロック自体には副作用は無いと言われていますが、あえて挙げるとすると針を刺すときの痛み、これに関しても使用される針はとても細い針で普段の予防接種に比べれば痛みは少ないと言えるでしょう。
他の副作用と言えば針からの感染症。
神経障害はほとんどありませんので心配するほどではないと言えます。

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