トップページへ 痙攣の薬物療法ボツリヌス療法とは?

ボツリヌス療法とは?
最近では痙性斜頸の治療として「ボツリヌス療法」が多く用いられています。聞き覚えのない人も多いので、まずは「ボツリヌス」の意味から紹介していきます。どのような効果が期待できるにかにも注目してください。

ボツリヌスとは

菌の一種で、腸詰菌とも言われ細胞が形づくるとても耐久性の高い細胞の構造を作るもので語源はラテン語のソーセージ(腸詰)です。
昔のヨーロッパで加工肉を食べた人の間に起こる食中毒であったことから「ボツリヌス」と名付けられました。
要するに毒素です。
この毒素を人工的に生成して薬品にしたものが医療の現場で使われるボツリヌス療法で、毒も使い方や使用量によっては薬にもなるので不思議ですね。
このボツリヌス療法は今では広く医療で活躍しています。
ちなみに、そのまま体内に入ると死亡する危険なものです。

効果は

食中毒の原因菌であるボツリヌス菌が作るたんぱく質を有効成分として薬にした薬品です。
ボツリヌス菌が直接体内に入ることはなく、ボツリヌス菌に感染しません。
この治療法は、世界中で広く使われていて使用できる病気には、痙性斜頸はもちろん、脳性麻痺による足の痙縮や、眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、下肢痙攣と様々な病気で効果を発揮しています。
この薬を緊張している筋肉に注射すると痙縮の原因となっている神経の動きを抑えるため筋肉の緊張がやわらぎ、全身に作用するものではなく注射した範囲から10センチ程度の部分に作用します。

治療法とは

痙性斜頸とボツリヌス療法は、よく使われていてボツリヌス菌の出す天然のたんぱく質を「ボツリヌストキシン」といいこれが痙性斜頸の異常な筋肉の緊張を抑えるために近年では注目されている治療法です。
しかしまだ、日本での承認から10年以上たつ今でも有効性の低い薬が使用されている現状があります。
世界的にはボツリヌス療法は、主流なのです。
使用には、初期投与で合計30~60単位を投与します。
次に、初期投与から4週間観察してまだ不十分の場合に合計180単位を上限に追加されることがあります。
症状が再発した場合は、合計240単位まで再投与できることが分かっていますが、これだけ投与するには最低でも、2か月以上期間を開ける必要がありますので注意が必要です。

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